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スタッフ採用の基準

運営が難しいと巷間言われる民間学童クラブ。その最大のネックはスタッフ(指導員)の確保だと思います。保育士や小学校教諭免許保持者には来てほしい。しかし、それらの資格があれば保育園や小学校の方が断然稼げる。つまり、優秀な人材を繋ぎとめるだけの待遇を与えられないことが問題です。
民間学童保育というのは、やはりまだ「ベンチャービジネス」です。その中で自分なりに「起業精神」みたいなものを培っていけるかどうか、が続けられる秘訣かもしれません。

それでもスタッフの応募は少なくありません。どういう観点で採用をしているか、を今日は開陳します。
まず第一に「コミュニケーション能力」です。こちらの質問に正面できちんと答えられるか、質問に対する答えが的を射ているか、ですね。次は「臨機応変」かどうか。子どもの対応は予測不能なことが多いです。その不測の事態におろおろしててはダメです。咄嗟の判断が必要になります。「臨機応変」かどうかは、突飛な質問をしたり、敢えて下足のことや座る場所について話さなかったり、時には玄関のカギを開けずにどうするか見ていたり(笑)します。
ある時、遅刻をしてきた青年がいました。1~2分なら時計が遅れていることもあるので許しますが、10分遅れていました。彼は道に迷って遅れたことを詫びましたが、面接せずに失格にしました。時間に遅れそうだったら電話すればいいのです。時間に遅れるかもしれない、遅れた場合どこに電話すればいいか、事前に調べておけば済む話です。道に迷いながら10分もウロウロしていた人に「臨機応変」を求められないので失格という訳です。
三つ目は「子どもにウケル人かどうか」。これは話していれば分かります。子ども目線でお話ができるかどうか、ということです。
ここで迷った場合は、実地試験をします。3時間ほど勤務体験をしてもらいます(もちろん有償で)。
これも、ある人の場合、子どもたちが入室してきたときに「こんにちは~」と声をかけたのに、次々と無視されてしまったのです。子どもは瞬間で、この人が「子ども向きではない」ことを察知しました。

採用の基準はだいたいこの三つです。これをクリアしていれば、資格とか学歴には拘りません。さらに望むのは、「全体を配慮できる」ことですね。一対一の対応だけなら楽ですが、全体を一度に相手しなければいけない時もあります。また誰かと相手している時に、遠くの誰かが何をしているか目の端で見れるか、声をきちんと聞いているか、重要なスキルです。経験がないとなかなか難しいです。以前、ベテランの元幼稚園の先生が居たことがあります。一人で15人までなら見れます、と言ってくれましたが、実際その通りでした。私自身も一度だけスタッフ二人が同時に休み、一人で15人見ていたことがありました。どうなることかと不安でしたが、やってみれば意外と出来たので、この時の経験は逆に自信になりました。人間、時々大きな負荷をかけないと成長しないということですね。

最後に、面接でこういう人はだいたい落とします。
「私は、子どもが大好きです!」と目をキラキラさせながら言う人(笑)。子どもを偶像化し過ぎる人ですね。こういう人は、すぐ疲弊します。子どもが嫌いではこの仕事は出来ないでしょうが、子どもも大人と一緒です。いい子ばかりではありません。かわいい子も、かわいくない子もいます(笑)。そういうことは、この仕事をする上で理解していてもいいと思います。
では、かわいくない子にはどういう指導をしているか? それはまた次回。
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子どもは怒っている

時々、子どもたちの精神状態を聞きます。すると、半分以上の子が何らかのことに怒っています。
そして、怒っている子は怒られることが多いようです。誰に怒られるの、と訊くと、1位はお母さん、2位は先生でした。
きっと、お母さんと先生も何かに怒りがあって、つい子どもに矛先が向いてしまうのでしょう。
大人なら誰しも、終日ご機嫌に過ごすということはないでしょう。特に仕事をしていれば、お母さんだって先生だって理不尽な目に遭います。余裕がなくなります。私は忙しいんだから、このくらい自分でやりなさい、という怒りの連鎖です。

しかし、子どもたちがこうも不機嫌というのはいまだかつてあっただろうか、と暗澹たる思いになります。何度も申しますが、子どもは大人の鏡です。大人がいじめをしていれば子どももいじめをします。(大人がいじめをやめない限り、子どももいじめをやめません)
大人が終始不機嫌だから、子どもにもその不機嫌が伝染るのでしょう。
もちろん、子どもは大人とは違い、ちょっとしたことで機嫌を直してくれます。
子どもは既に十分なストレスにさらされているので、これ以上ストレスをかけないよう配慮するのが、子どもと接する者の務めだと思います。

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